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2018.10.15

カビについて

 今日はカビについて少しお話させて頂きます。カビはアレルギーを持っている方やお肌の弱い方にとってダニよりも手ごわい相手です。カビには様々な種類があり、約7万種が地球上で生息しています。室内には青カビや黒カビ、ほこりカビなどおよそ360種ほどが生息し、その胞子が室内に浮遊しています。アルミサッシなどで住宅全体が密封状態となり空気のよどみができやすく高温多湿がいっそう促されカビの繁殖には好都合となります。さらにエアコンを使ったり炊事をしたりするため壁面などに「結露」ができやすくまさにカビ天国。特にこれから寒くなるにあたって暖房+加湿がかかせなくなり、屋内のあらゆる場所に「コロニー(カビ=真菌株の集合体)」を作ります。

《室内のカビ注意箇所》

・浴室や台所などにみられる黒いカビ
加湿器
パソコンやテレビの電化製品の裏側や周辺等

カビは人体に様々な悪い影響を与えます。カビが引き起こす病気でもっとも一般的なのは水虫、爪白癬症でなかなか厄介です。また口内で繁殖したり女性の場合はいやなところにカンジタ菌が取り付き悩まされます。体内環境はカビ類にとっては快適な場所ですので真菌症としていろんな臓器内で病気を引き起こします。

さらに室内だけでなく屋外でもカビに注意が必要になります。普段は土壌や植物に寄生している「フザリウム・ベルチシリオイデス」というカビも、人間に感染する真菌です。目の角膜に感染した場合、痛みや充血を起こすことがあり、角膜真菌症にかかってしまいます。植物や材木などに触れる機会が多い場合に、気をつけなければならないのが「スポロトリックス・シェンキー」というカビです。皮膚の傷口から侵入し、皮膚に炎症を起こしたりするからです。

また、外壁に付着した”汚れ”は、「カビ」を多く含んでいます。

住宅の外壁や基礎や                                       

自宅のバルコニーの外壁や                              

家を囲む塀等        

日本のように温暖多湿な地域はカビの発生率は高いエリアです。また、湿気の多い熊本などはカビにとって最高の環境なのです。

カビ清掃は、慎重にかつ、丁寧に行わなければなりません。

カビは菌なので高圧洗浄の水だけでは菌は死滅しません。一瞬は綺麗になったように見えますが、すぐにカビ汚れが現れます。見た目綺麗になった=カビは死滅したではありません。高圧洗浄でカビ汚れがきれいになるといった業者は要注意です。清潔で安全な住環境を確保しましょう!